くつしたあみあみ

今日の東京は寒いっ、冷房いれてる部屋の方が暖かく感じてしまうくらいです。
今はクーラーのある居間で寝ているのですが、そろそろロフトの上(冷房が届かないサウナ)に寝床を移しても良いんじゃないかと思ってしまいます。

さてさて、遂に、というか今頃?というか、なんというか、ともかく村山由佳の「天使の卵」が映画化されますね〜。
↑の文ではイヤそうに見えるかもしれませんが、久我は大層喜んでおります(笑
村山由佳といえば、出会いは高校の頃。図書局の先輩から「BAD KIDS 海を抱く」を薦めてもらったことがきっかけです。
授業中、机の下でこっそりと読んでましたが、高校当時にしては濃厚なラブシーンの連続に久我少年はいっきにはまりこんでしまいました。
はい、えっちなのが目的で読み始めてしまいました(苦笑)しかしながらあそこまで濃いのはBAD KIDSシリーズだけです。(海を抱く、は正統派?BADKIDSはマニアックな香り)
出会いはともかく(ぉ)村山由佳は本当に心理描写が素敵で、読むことが疲れない、さらーっと読んでいける作品を作ることができる数少ない作家さんだと思います。
とくに男の子の描写。なんであそこまで男心を理解して描くことができるのか不思議。物語なんだけど物語らしくなくて生々しいというか。久我も、あぁ、そうだよなぁって主人公に共感し通し。ある書評では「この人、本当は男の人じゃないのか」と疑われるくらいです。
余談ですが久我はこの「〜は本当は男(or女)じゃないか」には少々憧れるものがあります。間違われるってことはそれだけ上手く主人公が描けてるということですよ。友達の某Nくらさん(♂・PN)もまさにそれで、知らない人が彼が書いた小説を読んで「作者は女性だと思っていた」という感想を聞いて、いつかそうなりたいものだと思ったものです。
で、えーと天使の卵。映画化〜ということで改めて読んでみよう、ということで現在再読中です。お父さんがコーラ落とした瞬間まで読みました(しおり)
今週中には読み終わると思います。
本当はこのまま2作目の「天使の梯子」そして最新作にして3作目の「ヘブンリーブルー」と駒を進めたいのですが・・・天子の梯子が見つからない!(こう書くとなんかメルヘン)
見つからない!と書くと今探してるみたいですが実は数年前から探していたり(笑)買ったのにどこいったのか全然わかりません。
でも村山由佳の作品なら買いなおしても良いんじゃないか、って気分になります。それくらい面白い作品ばかりです。
ちなみに今まで読んだ村山由佳作品BEST3〜
1・BAD KIDS 海を抱く
2・BAD KIDS
3・星々の舟
次点・翼
1位2位は先程書いた読み始めの理由〜はとりあえず置いておいて(笑) 繊細な年頃の少年少女の心情を上手く描けた作品です。彼等の切ない悩みや苦悩がひしひしと伝わってきて・・・今読み直すときっと泣いてしまうでしょう。とくに2位のBADKIDSで隆之少年がある告白をするシーンは心に響きました。
3位の「星々の舟」。読んでみてください、きっと久我が好きな理由が判ります(笑)
次点の「翼」 村山由佳にしては珍しく女性が主人公のお話です(でも最近女性が主人公の作品も増えてきました)
印象に残ったのはきっと一番分厚いのにさーっと読めてしまった驚きもありますが、今まで読んできた少年のイメージからがらっと変わって大人の女性が主人公だったからだと思います。

でもでも、ほとんどの作品がお勧めです!興味のある人は是非読んで見てくだせぃ!
しばらく村山由佳月間にしようかなぁ。
その前に、天使の梯子を買うぞー、おー。